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GO!GO! レッドイーグルス北海道

百目木正人選手引退セレモニーレポート

~ドメさんの引退セレモニーに潜入してきたてらよ!~

 皆さんお久しぶりです、寺野さんてらよ!

今回はレッドイーグルス北海道のレジェンド、ドメさんこと、FW7 百目木政人選手が引退してしまうということで、いてもたってもいられず筆を執ったてらよ。

 本記事では2023年3月5日(日)のH.C.栃木日光アイスバックス戦終了後に行われた引退セレモニーの模様と、2023年3月30日(木)に行われたパートナー企業向けのシーズン終了報告会の様子を少しだけ掲載しております。一言一句噛みしめてお読みください!

齋藤哲也選手から花束が

 この日の試合前公式練習では、レッドイーグルス北海道の選手全員が、ドメさんの背番号”7”のユニフォームを背負い登場し、レジェンドの引退に花を添えた。

 試合は惜しくも3-4で負けてしまったが、試合終了後しばらく拍手は鳴りやまなかった。

 レッドイーグルス北海道とH.C.栃木日光アイスバックス両軍の選手がリンク中央で円陣を作ると、ドメさんとは駒大苫小牧高校の同期で王子イーグルスでも共に戦った戦友、齋藤藤哲也選手からの花束贈呈が行われた。

 この時はドメさんにも笑顔が見え、やり切ったというか清々しい表情にも見えた。

大型ビジョンに今までの名シーンが

 花束贈呈の後、レッドイーグルスの選手はリンクに残り、竹俣社長、橋本キャプテンの挨拶と続き、いよいよレジェンド・百目木政人の引退セレモニーが始まった。

 MC「百目木選手は駒澤大学付属苫小牧高等学校を卒業後、2002年に王子製紙アイスホッケー部に入団。以来、チーム一筋21年間プレーを続けました。」

…21年…まさにレジェンド。とーい選手(FW90小林斗威)や青山選手(DF12青山大基)がまだ3歳の時からトップリーグで活躍してきたと思うと実に感慨深い。

 そして場内の大型ビジョンにはドメさんの名シーンが流れる。当時の実況や歓声もそのまま入っているので胸が熱くなった。

 名シーンの後には、はぐす(芳賀陽介さん)や高校時代の同期の方や恩師、王子イーグルス前監督の桜井邦彦さん、ドメさんの前に王子イーグルスの背番号7をつけていた矢島敏幸さんらからのビデオメッセージが流れた。中でも東北フリーブレイズのFW8佐藤翔選手のコメントにはぐっとくるものがあった。

※このムービーはレッドイーグルス北海道公式YouTubeで見ることができます。

ドメさんの挨拶 全文

そしていよいよドメさんがマイクを持つ。

「まず初めに、本日は熱い声援ありがとうございました。今シーズン限りで引退することになりました。

 

 僕は2002年に王子製紙アイスホッケー部に入団し、王子イーグルス、レッドイーグルス北海道と21年間アイスホッケーをプレーしました。自分でもここまで出来ると思ってもいなかったですし、大好きなアイスホッケーをこのチームで出来たことを誇りに思いますし、本当に幸せでした。

 

 このアイスホッケー人生に悔いはありません。僕がここまで頑張ってこれたのも、家族のサポートであったり、パートナーの方々、ワシスタントの方々、アイスホッケーファン、関係者の方々、多くの人に支えられ成長することが出来ました。心から感謝しています。

 

 そして、レッドイーグルス北海道、竹俣社長はじめ、運営スタッフの方々、チームスタッフ、チームメイトのみんなとこうしてアイスホッケーが出来たこと、すごく楽しかったですし、僕の宝物です。

 

 このメンバーで、必ず最後はリーグ優勝を果たし、このリーグ優勝がファンの方々への僕の最後の恩返しだと思っていますので、残りわずかですが、応援よろしくお願いします。

 

 これから、第二の人生を歩みます。今までと同様、感謝の気持ちを忘れず、親を大事に、自分らしい人生を邁進していきたいと思います。

 

 来シーズンからは、レッドイーグルス北海道の選手ではなく、ファンとして応援していきますので一緒に盛り上げていきましょう。

 

 これからもレッドイーグルス北海道をよろしくお願いします。

 

 最後になりますが、この21年間のアイスホッケー人生を支えてくれて、そして、熱い声援ありがとうございました!」

 

 四方に深々とお辞儀をするドメさん。時折涙をぬぐっているようにも見えた。

 そして、周りで号泣している選手たちを見て、”愛されてる”や”精神的支柱”などの一言では言い表せない、なんというか、チームにとって、後輩たちにとって大きな存在だったんだなと改めて実感した。

 我々ワシスタントにとっても大きな喪失感だが、その何十倍、いや何百倍も濃密な時間を過ごしてきた選手たちだからこその大号泣だった。

 

 そして、ドメさんのヨメさんと、娘さんからの花束のプレゼント。大号泣するドメさんのヨメさんをハグするドメさんの表情は、氷上では見せたことのない一家の大黒柱の顔になっていた。

まいぷれ読者にひとこと!

 後日、パートナー企業向けの2022-2023シーズン終了報告会で、少しだけドメさんにお話を伺うことが出来たので、まいぷれ読者にコメントをいただいた。

 「まず初めに、今シーズンも熱い声援ありがとうございました。僕はこの21年間のアイスホッケー人生を引退することになりました。僕がここまで出来たのは本当、みなさんの熱い声援、サポートのおかげです。本当に感謝してます。これからレッドイーグルスファンとして応援していきますので、リンクであったら声をかけてください。よろしくお願いします!」

 コメントの最中、ドメさんは少し目を赤くして一瞬言葉を詰まらす場面があった。

 その姿を見て寺野さんも目頭が熱くなった。

 

 ドメさん、21年間本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした。今度は指導者として白鳥のリンクに戻って来てくれるのを楽しみに待っています!

 

 あ、ちなみにドメさんのヨメさんこと朱加(あやか)さんは司会業をされていて、この日の会場MCもドメさんのヨメさんでした。みなさんも司会・MCのご用命は、ドメさんのヨメさんまで!

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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