本日は、約９０キロ離れた伊達市で不動産取引の立ち会い（決済）の仕事をしてきました。
不動産業界や司法書士業界の間ではなじみのある言葉ですが、初めて聞いた方も多いのではないかと思います。
そこで、本日は不動産取引の立ち会い（決済）業務について簡単にご説明したいと思います。
不動産取引の立ち会い（決済）とは、例えば皆さんがマイホームを建てるための土地を購入する際に、土地の所有者である売主さんに土地の売買代金を支払う必要があります。
売買代金を支払って土地を購入すると土地の所有者が替わるため登記申請を管轄の登記所（法務局）にします。
その登記をする時に売主が用意すべき必要書類（例えば権利証）について、正しいものがきちんと揃っている必要があります。何か一つでも足りていなかったり書類の記載内容に不備があると登記申請をする事が出来ない（名義を変更することが出来ない）ことになってしまいます。
そうすると、土地の代金は支払ったのに、登記所で名義変更は出来ないので、売主はお金をもらって名義はそのまま、買主は、お金を払ったのに名義を取得出来ないという不都合が生じてしまいます。
もちろん、売主は土地の売買代金を受け取ったのですから、必要書類を再度提供して登記手続きに協力する義務はありますが、素直に協力してくれないケースもあります。裁判などで最終的に登記を変更出来たとしても、余計なお金と時間、そして精神的苦痛が伴います。
その様なことがないように、円滑な不動産取引が出来る様に、登記の専門家である司法書士が、土地などの不動産の売買の場に立ち会い、必要書類がきちんと揃っていることを確認してから代金の支払いをする事を不動産取引の立ち会い（決済）と呼んでいます。
簡単に説明すると言っておきながら少し長い説明となってしまいましたm(_ _)m
次回は、そもそも不動産の登記とは何なのか？ということをご説明したいと思います。