GO!GO! レッドイーグルス北海道
レッドイーグルス大好き恐竜寺野さんが、2021-2022シーズンをゆるく、浅く振り返るてらよ!
2022年3月24日(木)、アジアリーグアイスホッケー ジャパンカップ2021 プレーオフファイナル第3戦。我らがレッドイーグルス北海道は敵地八戸での2連勝を手土産にホーム白鳥王子アイスアリーナに帰って来た。
プレーオフファイナルは5試合行い先に3勝した方が優勝なので、この試合に勝てばレッドイーグルス北海道の優勝が決まる。八戸での第1戦は延長の末1-0で辛くも勝利、第2戦は前日とは打って変わって乱打戦を制し6-4で勝利した。
前の2試合とも、どちらが勝ってもおかしくなかった好ゲームだったが、第3戦も2点を先制され、簡単には優勝させてもらえない立ち上がり。だが、さすが我らがレッドイーグルス北海道、ここからが強かった!
第1ピリオドを1-2、第2ピリオドを3-3で終え、迎えた第3ピリオド、レッドイーグルスが4得点と猛攻を仕掛け、終わってみれば7-3で見事、クラブチーム化後、初優勝を手にした!!
白鳥アリーナが歓喜と祝福に包まれた。
おめでとう!!レッドイーグルス北海道!!感動をありがとう!!
2022年4月10日(日)、王子製紙多目的トレーニングセンターにて引退、退団選手のお別れ会が行われた。
#5橋場亮選手、#92越後智哉選手、そして、まいぷれインタビューでもお世話になった、「はぐす」こと#23芳賀陽介選手の3選手が引退された。(既に引退されていますが、リスペクトを込めて本記事では選手と呼ばせてください。)
現役続行を希望する#69磯部裕次郎選手は退団となった。
ほとんどのワシスタントの皆さんも同じ気持ちだと思うが、4選手全員が、筆者にとって思い入れがある選手で、チームから発表があったのが4月1日ということもあり、「嘘だ。嘘であってくれ。」と思った。
4選手が会場に入場してきて、やっと現実を受け入れた。(後で聞いた話だが、このお別れ会は#39成澤優太選手が、最後に最高の形で送り出したい、の一言で開催が決定したとのこと。)
4選手の姿を一目見ようと、感謝や労いの言葉を伝えようと、たくさんのワシスタントが会場に駆け付けた。
お別れ会では、4選手が思い出や、チームに対しての想いなどを語っていただき、最後には会場に駆け付けたワシスタントひとりひとりと言葉を交わしたり、写真撮影に応じたりと、レッドイーグルス北海道らしく非常にアットホームなものだった。
また冒頭の挨拶での芳賀選手の涙や、途中、家族やサプライズで駆け付けたチームメイトから花束贈呈や胴上げもあり、会場のいたるところから嗚咽や鼻をすする音が聞こえた。
ゆーじろーは出場機会こそ少なかったかもしれないが、その甘いマスクとファンサービスの精神でワシスタントのハートを鷲掴みしてきた。
えちともと言えば、本人も思い出の試合と上げていて、ワシスタントの間でもベストゲームとして語り継がれる、2019年1月のアニャンハルラ戦。60分で勝たなければプレーオフ進出を逃す試合での残り2秒での逆転ゴール。観客が総立ちになった光景が忘れられない。
はっしーは、幾度となくブロックショットでゴールを守って来たし、卓球の時の、ニット帽とポロシャツの組み合わせが印象的だった。
はぐすは、「ミスターレッドイーグルス北海道」と言っても過言ではないくらいクラブチーム化1年目のチームに欠かせない選手だった。
誰一人として、レッドイーグルスにとって、ワシスタントにとって、かけがえのない選手だった。いまだに受け入れられないが、筆者に出来ることは本人たちの決断を尊重し、第二の人生と新天地での活躍を願うことしかない。
はぐすと言葉を交わし、別れ際にはぐすから「またいつか、どこかで」と声を掛けられた。何の変哲もない言葉かもしれないが、何故か胸に深く突き刺さった。
またいつか、「必ず」どこかで。
家族やサプライズで駆け付けたチームメイトから花束が贈られた。
チームメイトたちによる胴上げ。
芳賀陽介選手のコメント(一部抜粋)
「皆さんこんにちは、お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。まずはこの企画を考えていただいたチーム、フロントスタッフの皆様にお礼を言わせてください。本当にありがとうございました。僕自身、13年間、王子イーグルスとして12年間、レッドイーグルス北海道として1年間、計13年プロとしてやって来られたのも、たくさんの…ワシスタントの皆様が…応援してくれたから…僕はいつも心を奮い立たせてリンクでプレーすることが出来ました。本当に感謝しています。
本当は笑って出たかったんですけど、すみません、本当に…。
たくさんのワシスタントの皆様がこうやって、こんなにもたくさん、最後駆け付けていただいて、僕は本当に幸せです。これからも僕のこのクセと、明るい性格で仕事を一生懸命やれますし、後輩のみんなをしっかり応援して支えていきたいと思いますんで、これからも変わらぬご声援をチームにお願いしたいと思います。本日はありがとうございました。」
橋場亮選手のコメント(一部抜粋)
「お忙しい中、こんなにもたくさんの方にお集まりいただいて、選手として本当に幸せだなって感じています。13年間、あっという間でしたけど、こうして皆さんと出会えて、応援していただいて、最高ですし、これからのステージでも自分らしく頑張っていくんで、チームは離れますけど個人として応援していただけたら嬉しく思います。よろしくお願いします。」
越後智哉選手のコメント(一部抜粋)
「大変忙しい中、お祭、お集まりいただきありがとうございます。すみません、緊張しちゃって(笑)ワシスタントの皆様にはこういうふうにご挨拶したかったので、こういう機会を作っていただいてありがとうございます。
調子がいい時、悪い時、ひざの手術をしてなかなか試合に出れないときなど、ワシスタントの皆様は優しい声で応援してくれて、僕の力になりました。そのおかげで、引退まで、出れなくても最後まで努力することが出来ました。ありがとうございます。次のステップでは僕の持ち前の明るさでガツガツ頑張っていこうと思うので、これからもよろしくお願いします!」
磯部裕次郎選手のコメント(一部抜粋)
「僕は今後、移籍という形で他のチームに行くかもしれません。なのでワシスタントのみなさんとはある意味、敵になってしまうかもしれませんけど、今までたくさん応援いただいた仲間だと思っています。2年間たくさん応援していただいて本当に心強かったです。ありがとうございます。」
プレーオフファイナル前日に赤くライトアップされた白鳥王子アイスアリーナ!
クラブチーム化一年目を振り返って感じたのは、レッドイーグルス北海道というチームが一歩づつではあるが苫小牧市民と、北海道民と、関係性を深めて行っているということ。
道内の他のプロスポーツチームとのコラボであったり、苫小牧市内の老舗菓子店やラーメン店などとのコラボ、そして市内の至るところにはレッドイーグルスの選手のポスターが貼ってあるなど、確実に、アイスホッケーが、レッドイーグルス北海道がたくさんの人の目に触れる機会が多くなった。
プレーオフファイナル前日には白鳥アリーナが赤くライトアップされ、その光景を見たときは胸が熱くなった。
その他にも学校訪問やアイスホッケーを通して子ども達との交流など、チームは「地域密着」のためにいろいろと取り組んでいる。
もちろん、もっともっとたくさんの人を巻き込んで、もっともっと地域に愛されるために、チームはあの手この手を使ってこれからも我々を楽しませてくれるであろう。
そして、筆者もそんなチームの魅力を、選手ひとりひとりの表情を、発信していくためにまだまだ頑張らなきゃと思う。これからももっとパワーアップした紙面にしていくので、寺野さんの応援もよろしくお願いします(笑)
こんな感じで、まいぷれ連載の2021-2022シーズンを閉めたいと思います。
また次回も読んでくれよな?
GO!GO!レッドイーグルス北海道!!
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。